母の日の最後に
最近サッカー部に入部した
たんたんは反抗期だ。
公園での練習に迎えにいっても
ぷぃっと先にどんどん行ってしまう。
顔ぶつけて泣いたんだって?
なんて聞こうものなら怒り出す。
きっと男ばかりの世界の中で
頑張っていて疲れるんだろうな。
だからと言ってやめたいとは言わないが
練習が終わって肩の力が抜けると不機嫌だ。
あ~あ、もう可愛らしい幼児は
いなくなっちゃったのか~、と淋しくなる。
母の日にダディーが買ってくれた
黄色の花束を渡してくれるときも
はい、これ。ってだけ言って
ぶっきらぼうにくれる。
所詮、母親なんてそんなもんか~。と
思春期の男の子のお母さんのような気分になる。
初めての2時間半の練習のあとの晩は
疲れてしまって椅子から転げ落ちたりする。
痛いよ~、とべそをかいている彼女を
ソファーに寝かせて背中をなでてやる。
眠りに落ちるほんの少し前
ママ、いつもありがとう、とつぶやく。
すやすやと寝る子の顔に
泪をこぼさないようにしながら
やっぱり母親をやっていてよかったなあ、
とぽつりと思うマザーズディの夜。
by 4halfmoonbay
| 2010-05-10 08:54
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