列車と映画
ウェストバージニアのこの辺りは
貨物列車が走っている。
夜になると列車の汽笛がチェーンのように
ボォーっとかさなって絡み合う。
たんたんはこの霧笛のような音が恐いらしく
私のベットのそばに来てはべそをかく。
ときにはやさしく暖かい毛布をかけるみたいに
お休みの声をかけてそっと鳴る。
静かな音のときはこどもたちも目を覚まさずに
すやすや夢の世界に定住している。
コンテナの台数は定かでないが
日本だったら隣の駅にいけそうな長さだ。
昨日観たインドの映画の「スライムドック・ミリオネア」にも
インドの混雑した列車がでてくる。
スラムと豪華絢爛な世界が渾然と入り混じる
とても豊かな色彩のフィルムだった。
インド映画をみるのは「モンスーン・ウェディング」以来2回目だ。
どちらも全く自分達と違う文化と似ているところが交差して面白い。
LAに住んでいたころは年間100本ちかい映画を
ダディーといっしょに観に行っていた。
子どもが生まれてからは年間3本くらいだろうか?
そもそも疲れて映画の途中で居眠りすることもしばしばだ。
でももう少し子どもの手が離れたらハリウッドだけじゃなくて
色々な国の映画がみたいな。
列車で旅をしているときみたいに
人間模様がかわっていく様をみていたい。
by 4halfmoonbay
| 2008-12-29 01:49
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