shade
広報紙の編集作業が一段落した。
二学期中これにかかりっきりだった。
何度も行事に立ち会っては子供達の姿を取材した。
運動会では新聞の記者の方の横でシャッターを押していた。
みんないい顔をしている。
笑っている子もいれば集中して真剣な表情もある。
撮ってほしいとアピールする子もいる。
いいよ~、撮ってあげるよ。でもピースは撮らない主義だからね!
写した何百枚もの写真全部が日の目をみることはない。
広報紙に載せられるスペースは限られている。
何人もの手を借りて紙面は出来上がる。
取材・文章・写真・編集、最後に写真を使ってもいいかの確認もする。
出来上がった上質紙の広報を持ってかえるとき、折らないでね、と祈る。
これならとっておきたいと言ってもらう。
それでも文句はでる。
そう来たか~、というところからでる。
けっこうこれにへこむ。
前の学校では広報は人気だったのに、ここではそうではないのはこのせいか。
学校というのはこの敷き詰められた落ち葉のような世界だ。
スポットが当たるときもあれば当たらないときもある。
でも子どもはそれぞれ自分の場所で一生懸命生きている。
支えているPTAのお母さんも陽が当たってなくても精いっぱいやっている。
持久走大会の各学年一位の子の名前を載せますか?と聞いたら
いや、みんなそれぞれ頑張ったのだからそれはしなくていい、と言われて逆に嬉しくなる。
それで速くても速くなくても頑張っている写真を選んだ。
いつかこれを見返したとき輝いてた自分達を思い出せるように。
by 4halfmoonbay
| 2008-12-12 06:44
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